Exciting Day Game 2004 vs Semiconductor Science and Engineering Lab.

7月1日 10:00〜 嵐山Bグラウンド

試合経過
  1 2 3 4 5 6 7
半導体研 3 2 0 4 6 2 1 18
引原研 1 0 2 2 0 1 3 9

敗戦投手:澤田 1敗


1回表
引原研先発は澤田.先頭打者に続き,2番打者もアウトに打ち取り,好調な立ち上がりを見せる.
しかし,3番,4番と連続でレフトに運ばれ,見方の守備の乱れも相まって,早々に1点を失う.
ここで調子が狂ったのか,5番打者にフォアボール,6番打者に外野に運ばれ2点の追加点を許してしまう.
結局この回は3点を先制される苦しい立ち上がりとなった.

1回裏
いきなり3点を先制されて迎えた1回裏.先頭打者は松崎.
半導体研の投手の速球にうまく合わせ,ヒットを放つ.
続く打者は,海老名.本人は野球の経験がないと言っていたが,その言葉とは裏腹にいきなりヒットを放ち後続の打者へとバトンを渡す.
ここで,期待の新人,メジャー級の体格を持つ中川が打席に立つもあっけなく内野フライに終わる.
満を持して4番でピッチャーの澤田が登場.
周囲の期待に応えた2塁打で海老名がホームを踏み1点を返す.
ここから反撃が始まるかの思えたが,”CEO”岡のスイングは空を切り三振.
結局,1点を返すのみとなった.

2回表
この回も相手の8番,9番から三振を奪い,早々に2アウトとするが,後続の1,2,3番に連続ヒットを打たれ2失点.
点差を広げてしまう.

2回裏
4点を追いかける引原研,2回の先頭打者木村は,なんとしても出塁したいと力んだのかあっさりアウトになる.
続く打者は馬場はヒットを打ち出塁するが,次の打者,冨田がアウトになる.
そして登場したのが,澤田の後輩,村上である.
彼は野球用の練習着を着込んでおり,ただならぬ雰囲気で相手ピッチャーへプレッシャーをかけるも,自ら放った打球を顔面に受け,ガッツが足りなくなり退場.
急遽,二井が打席に立つが打ち取られ交代となる.
村上はこの後,コンタクトレンズの入った目の痛みを訴え病院へと搬送されたが,外傷はなく痛みも一時的なものということであった.
しかし,当初から主力と目されていた選手が退場し今後の試合展開に大きな不安を残すことになった.

3回表
この回から岡が村上に替わりキャッチャーを務める.
味方のエラーがあったものの,ピッチャーの澤田はこの回を0点に抑える.

3回裏
3回の先頭打者は,9番村上の替わりに代打として打席に立った二井が再び登場.
ぎこちないスイングからは,ボールを外野へと運ぶ”カーン”という小気味よい音と,体の異変を告げる”ゴリ”という鈍い音が同時に響いた.もっとも,後者の方は本人のみにしか聞こえなかったのだが.
何はともあれ,外野ヒットを放った二井は2塁へと進塁する.
続くバッター松崎はヒットを放ち,ノーアウト1,3塁としたあと,海老名が相手のエラーを誘うヒットを放つ.1アウトとなるものの,二井が生還し1点を返す.
このまま,反撃が続くかに思えたが,中川,澤田と連続でアウトになり交代となる.

4回表
前回を0点で抑え,ようやく調子が出てきたかに思えたピッチャー澤田であったが,この回の先頭打者にいきなり2塁打を打たれると,つぎつぎに2塁打,2塁打,サードゴロ(1out),2塁打,サードゴロ(2out),ショートフライ(3out)と打たれ,一挙に4点を奪われる. ここに,これらの失点の殆どが味方のエラーも伴っていたことを,ピッチャーの名誉のために付け加えておく.

4回裏
先頭打者岡はCEOの貫禄を見せつけるかのようにレフトオーバーの2塁打をはなつ.続く打者木村はセカンドゴロに倒れるが馬場が2塁打を放ち1点を返す.8番打者冨田は三振に打ち取られるが,二井が再びヒットを放ち馬場が生還.打順は1番に帰って松崎が打席に立つもサードゴロに倒れ,2塁走者残塁のまま交代となった.
5回表
試合も後半に入り,点差もかなり開いてきたが相手の攻撃は容赦なく,なんと一挙に6点も取られてしまう.
この回からピッチャー澤田の体力に赤信号が灯る.

5回裏
先頭打者の海老名はいきなりデッドボールを頂戴し,ノーアウトで出塁という,さい先のよいスタートとなった.続く打者中川は三振に倒れるものの,ピッチャー澤田はフォアボールを選び,ランナーを1・2塁とする.ここで前打席でレフトオーバーのヒットを放ったCEO岡の登場である.しかし,皆の期待を乗せたスイングは虚空を切り三振となってしまう.続いての打者は木村.点を取りたい一心でバットを振るが,そのエネルギーはボールを高速スピンさせ,キャッチャーの頭上へと打ち上げる程度にとどまった.
結局この回は攻撃のリズムをつかめず,得点できずに交代することになった.

6回表
この回,ピッチャー澤田の体力は限界を迎えようとしていた.
いきなり先頭打者に一二塁間のヒットを許すと,続く打者に二塁打を打たれ16点目を奪われる.
そして三人目の打者にレフトへ運ばれるが,この回からレフトに入った馬場が手堅くキャッチし,1アウトとする.
次の打者にはライトヒットを打たれるものの,続く打者を三振にきってとる.
2アウトとし安心したのも束の間,三遊間を破るヒットを打たれ17点目を奪われる.
そろそろ体力の限界かを思われたが,根性で踏ん張り,最後の打者をレフトフライで打ち取り3アウトとした.

6回裏
先頭打者の馬場はアウトにったが,続く冨田がなんとランニングホームランを放つ!
ここで,勢いに乗るかと思われたが,二井,高間と連続でアウトとなり,この回は1点を返すのみにとどまった.
7回表
いよいよ最終回となったところで,先発の澤田に代わりリリーフとして木村が登板する.
突然言われて,ほとほと困っていた木村だが,点差が点差だけにプレッシャーはない.
しかし,緊張したのか先頭打者にはフォアボールを与えてしまう.
最終回でさらに大量得点の予感に冷や汗をかくが,続く打者を三振とると
打たせて取るピッチングで,なんとか無得点でこの回をしのいだ.

7回裏
ついに最終回となった.
打順は1番からの好打順.
1番松崎はフライを打ち上げてしまいアウトとなるが,2番海老名は3塁打を放つ.
続く中川は1塁打で,ランナーを1,3塁としたところで4番澤田が2塁打を放ち1点を返す.
そのご,CEOの内野ヒット,木村のショートフライ(相手がエラーした)で2点を返し,なんとか9点差とする.
ラストバッターは冨田.
ライト前ヒットで出塁した馬場を生還させるべくバットを振るが,残念ながら三振となり,ゲームセット.
18対9と,かろうじて10点差は免れたが,大差で半導体研の勝利となった.

シャオロンさまの講評:

打撃はそこそこいけたが,守備の乱れによる失点が目に付いた試合であった.
余談ではあるが,その後半導体研は2004年度の野球大会に優勝している.



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Last up Date 08/Nov/2004 (Monday)

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